これまでの試作では、1.5mmピッチであるJST ZEコネクタを使用してきた。
ZEは、小型、安価で使いやすいコネクタだ。
しかし、KiRK-chainで実際に使ってみると、ケーブルが切れやすい問題が見つかった。
工場でコネクタにケーブルを最初からつけて販売されているものは良いのだが、自分で手付け圧着するとケーブルが切れやすい。
特に4ピンコネクタに対して、3芯ケーブルで間に1ピン空きを設けているが、その部分でケーブル配線にバランスが崩れ、一番短くなるケーブルに力が集中する。
コネクタを持って抜いているつもりであっても、その電線に力が集中するようである。
また、このピッチのハウジングではコンタクトも小さく、細いケーブルしか使用できないために、コネクタでかしめたところで電線が切れている。
このZEコネクタは装置内部の配線に使用する分には問題ないが、今回の用に抜き差しがある場合、使用は難しいと判断。
KiRK-chainでは接続の根元で2A以上の電流を基準で考えてきたので、それが流せる1.5mmピッチのコネクタは品種が薄く、選択が厳しい。
これまでに1.5mmと2mmのコネクタを評価対象に行ってきた。
抜き差し用途では、昔ながらのロック付の2.5mmに落ち着くのかな。
※悪いことに、このハウジングはピンの抜き替えがほぼできません。