KiRK-chain Phase4に向けて

KiRK-chainも、予定していた主たる通信機能が数ヶ月かかりましたがようやく
つきました。(ちょっと本業が忙しかったので)
これで、当初の予定通り。複数のコメットの送信と、LED信号に
多重化してコメット情報の伝達ができるようになりました。

LEDにWS2812Bを用いているのですが、このLEDの信号はかなり手強いです。
KiRK-chainではVcc,GND,LedSigの3本線で信号を伝達します。
1250nS間隔で送られてくるデータ信号を受信・分離・保存する必要があります。

当初予定は信号をそのまま受信することを検討していたのですが、仕様書には
載っていないLED出力側のタイミングはさらに厳しく、LED信号をCPUで
直接受信する場合、スキューを考慮すると信号を拾えないことがわかりました。
一時期はあきらめかけたのですが、LED信号にデータを多重化する方法を思いつき、
実験の結果それで何とかうまくいきました。

ここまでにやってきて見つかった問題点としてコネクタがあります。
長い時間かけて検討して選択した1.5mmピッチコネクタですが、サイズや電流
はとても良いのですが、間隔を開けた部分にケーブル長不均衡が発生し、短い
ケーブル部分に力が集中し、このピッチでは電線が細くなるため、抜くことを
考慮すると、切れやすくなることがわかりました。

上記を考慮して2mmピッチもしくはモジュラーへのコネクタ変更を行う
予定ですが、やはり製品が大きくなってしまうのが悩みどころです。
最近は良い汎用のコネクタがないですね。ほとんどが数十年前からある
設計品ばかりです。
お金があって、自分で専用コネクタまで設計できれば良いのですが….

 

 

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